衛星放送について

衛星放送とは

赤道上空約36,000km(日本からの距離は約38,000km)の静止衛星より日本全域に向けて行われている放送を衛星放送といいます。
大まかに分けて、BS・110°CS放送と124/128°CS放送(スカパー!プレミアムサービス)の2種類があり、各戸でパラボラアンテナを設置し受信することで視聴可能になります。
チャンネルは全国で共通です。
送信点が非常に遠く電波も直進性が高いため、アンテナ調整はよりシビアになります。
以前は衛星放送もアナログ放送でしたが、既にデジタル放送化されています。

衛星放送とは

衛星放送を見るために最低限必要なもの

BS・110°CS放送 BS放送、スカパー! (110°CS放送)は全国どの地域でもBS・110°CS対応アンテナで受信します。

衛星放送を見るために最低限必要なもの

124/128°CS放送 スカパー!プレミアムサービスは、アンテナをBS・110°CSよりやや南側の東経124°と128°に向ける必要があり、全国どの地域でもスカパー!プレミアムサービス専用アンテナで受信します。
スカパー!マルチアンテナは、スカパー!(110°CS放送)、BS放送、スカパー!プレミアムサービス(124/128°CS放送)の3つの衛星放送をすべて受信できるアンテナです。

スカパー!必要なもの

衛星放送を受信するためのアンテナ

衛星放送を受信するためのアンテナ(パラボラアンテナ)の性能は大きさによって決まりますが、大きくなってもUHFほど電波の強度(端子電圧)は大きく変化はしません。

パラボラアンテナ

電界強度と衛星放送を受信するためのアンテナ(パラボラ)について

地上デジタル放送とは違い、衛星放送は距離や地形には左右されません。
ただ、衛星から日本全国に放射する際に電波の強さにムラが生まれます。
日本の中心に近いほど電界は強く、中心から遠いほどわずかに弱くなります。
そのため、家庭用のパラボラアンテナは基本的に45㎝のものを使用しますが、比較的電波の弱い北海道や沖縄などでは50㎝以上のものを使用することがあります。

共聴用の場合は、安定した電波品質を確保するため、口径の大きなアンテナを使用するのが一般的です。
現在日本アンテナでは、共聴用アンテナとして60㎝から120㎝をラインアップしております。

衛星放送は距離や地形やには左右されませんが、遮蔽に非常に弱いです。アンテナの目の前に電波を遮るもの(木やビルなど)があっては受信できません。
また、水にも弱く、大雨が降ると電波が弱くなり、障害となることがあります。(降雨減衰)
これは、特性上防ぎきることはできませんが、アンテナ径を大きくすることで、降雨減衰で映らなくなるまでのマージン(余裕)を確保する事ができます。
しかし、アンテナが大きくなると、方向調整がよりシビアになります。
降雪時の着雪などにも弱いため、日本アンテナではヒーター付の商品などもラインアップしております。

アンテナの向きのポイント

BSアンテナへの電源供給

BSアンテナに電源が送られていないとテレビは映りません。
BSアンテナは電源が必要で、接続する同軸ケーブルを通してテレビやレコーダー、ブースターがある場合はブースターから電源を供給するのが一般的です。
テレビから電源を送る場合、BSアンテナ電源供給の設定が「オート」または「入」になっているかご確認ください。
(テレビメーカーによって設定方法や表示が異なります。設定方法はテレビの取扱説明書でご確認ください。)

給電図 アンテナ設定